1.葬儀はどのような形態を希望しますか?

1.家族葬……家族や親戚・身近な友人のみで葬儀を行う
一般葬……家族や親戚以外に会社や町内・友人にも参列して欲しい
社 葬……故人の生前の功績を考え会社が費用を出し主となって葬儀を行って欲しい
合同葬……会社または団体、喪家がそれぞれ話し合って合同で葬儀を行って欲しい
お別れ葬…宗旨や方法にこだわらず自分らしい葬儀形態で送って欲しい


2.その他の形態

葬儀の場所はどのような場所を希望しますか?
お葬式の規模(人数)や内容、家族の意向・予算を考慮した式場選びが大切です。
葬儀式場………………………専用式場や寺院斎場など貸し式場は親族や参列者が多い場合、宿泊施設や駐車場等で便利なところが良い。
菩提寺や通われている教会…菩提寺や教会を大事にし、厳粛な葬儀をしたい。
地域の集会場や公民館………町内や自治会の方々に葬儀を手伝って欲しい。
自宅……………………………生まれ育った場所で見送ってもらいたい。
その他の場所
身内の危篤からご遺体の搬送~危篤になったら~
身内が危篤状態になった時、
慌てないためにどういった準備や心構えが必要でしょうか?
医師から危篤を告げられた場合、告げられた人は家族や近親者に連絡を取ります。
また、親しくしていた友人や会いたい知人にも連絡をしてもらいます。連絡方法は電話が確実ですが、
繋がらない場合は留守番電話に、連絡する人の氏名・誰が危篤かということ・何処に来ればよいか・連絡方法(電話番号)をはっきりと伝えましょう。
危篤の際に連絡する人を事前にリストアップしましょう。

3.ご逝去に際して

自宅で亡くなった場合どうすればよいでしょうか?
自宅で亡くなった場合には、すぐに葬儀社に連絡するのではなく、
必ず医師または警察を呼んで死亡を確認してもらわなくてはなりません。医師により死亡診断書が作成されないと、
葬儀を行えないので注意が必要です。死亡した原因がはっきりしている場合(自宅療養の病気など)は、普段からかかりつけの医師を呼びましょう。
そうでない場合は近くの病院に連絡し、医師を呼びます。病院名などをリストアップしておきましょう。
病院で亡くなった場合どうすればよいでしょう
最近では自宅で亡くなる方よりも、病院で亡くなる方が増えています。
入院中に亡くなった場合は死因がハッキリしているので、自然死として扱われます。
急病で亡くなった場合やまたその移送中に亡くなった場合でも、医者に掛かっていたり、
死因に不審なところがなければ自然死として扱われます。自然死として医師に診断されれば。
死亡診断書がその医師によって書かれ、それを受け取ってから遺体を引き取ることが出来ます。

4.死亡診断書と死亡届

医師から死亡診断書を受け取り、死亡届を市区町村の役所の戸籍課に提出しなければなりません。
死亡届に必要事項を記入して死亡診断書と一緒に提出します。
死亡届の提出は、法律で届け出義務者として定められた者が行わねばなりません。
(1)同居の親族
(2)同居していない親族
(3)その他の同居人
(4)家主・地主・土地の管理人
(5)公設所(公共施設)の長
但し、市区町村の戸籍係への提出は印鑑を持参すれば届出人以外でも代行することが出来ます。
(死亡届の記入及び提出は遺族自身が行うケースは少なく、葬儀業者に依頼する場合があります。)
また、届け出義務者はその死亡の事実を知った日から7日以内(国外で死亡の場合は3ヶ月以内)に
届けなければなりません。また、死亡届の届け出地は以下の5つの役所でなければなりません。※地域により異なります。
(1)死亡した人の現住所
(2)死亡した人の本籍地
(3)死亡地
(4)届出人尾の住所地
(5)届出人の本籍地

5.ご遺体の搬送について

臨終を迎えたご遺体は、搬送が行われるまで霊安室に安置されます。ご遺体の搬送は、
葬儀社(または遺体搬送の会社)に依頼します。その葬儀社が用意する寝台車か霊柩車で自宅や斎場に搬送してもらいます。
ちなみに希望の葬儀社以外が搬送を行った場合、その葬儀社に葬儀を依頼しなければならないというわけではありません。
その場合は搬送料のみ支払います。
病院でも紹介はしてくれますが、事前に調べてリストアップしておくと良いでしょう。
葬儀社のリストアップをしましょう。

 

 

ご葬儀の流れ 逝去から納骨まで(仏式の例)


1.臨終直後

■家族・主な親族に連絡します
肉親や特別な関係の方にはお知らせします。
■末期の水
新しい筆の穂先か、割箸の先にガーゼや脱脂綿を白糸でくくり、
茶碗の水に浸して故人の唇をぬらすようにします。
(地域により行わないところもあります。)※死亡直後に病院でおこなうことが多いようです。
■死亡診断書の受け取り
以後の手続きに必要です。必ず忘れずに。
ご自宅で亡くなった場合は、医師または警察による死亡の確認が必要です。
※当日に死亡診断書が発行されない場合もあります。
■ご遺体の搬送
ご遺体をご自宅または式場まで搬送します。
■葬儀社を決めます

2.寺院へ連絡

■ご遺体の安置 枕飾り
■枕経のお願い
 ●宗旨・宗派・所属寺院の確認。
■日時の打合せ
 ●通夜・葬儀・お骨上げ・初七日などのスケジュールを相談します。
 ●戒名・法名をお願いします。
 ●通夜・葬儀の僧侶の人数・送迎・食事などを打合せします。
 ●火葬場でのお勤めの確認をしておくとよいでしょう。

3.遺言書等有無の確認

遺言状の保管状況により、その時開封できない場合もありますのでご注意ください。
個人の希望する葬儀形態がある場合はできるだけ個人の希望を尊重しましょう。

4.葬儀の打ち合わせ

≪宗旨・宗派などの確認≫
■葬儀内容の決定
    ●喪主を決めます。
 ●通夜・葬儀の日時・式場を決めます。
 ●葬儀の規模と予算を決めます。
 ●世話役や主な係を決めます。
 ●遺影写真を決めます。
 ●宗旨を確認します。
■準備と手配
 ●遺影写真の引き伸ばし
 ●霊柩車・火葬場
 ●会葬礼状・お供養品
 ●お棺・装具一式
 ●式場の設営
 ●受付用具・案内掲示
 ●テント・冷暖房設備等
 ●バス・ハイヤー
 ●新聞広告・その他
①生花・花輪・その他、供物の注文
②貸衣装の手配
③通夜ぶるまいの料理・精進落としの料理・お手伝いの方の弁当や引き出物等の手配。

5.諸手続き事項

■死亡届に必要事項を記載します。
■死亡届の手続きをします。
■(埋)火葬許可証を受け取ります。
■火葬場の手続きが必要な場合は済ませておきましょう。
※葬儀社に依頼する場合があります。

6.死亡の連絡

葬儀社と通夜・葬儀の日時を決めてから連絡した方が一回で済みます。
■親戚へ連絡
■友人や関係先への連絡
■町内への連絡(町内会長または組長〈班長〉に連絡します。)
 ●通夜・葬儀の日時が決まったらなるべく速く連絡しましょう。
 ●故人や遺族の会社関係には、社内で中心となって伝達してもらえる上司などに連絡します。
 ●向こう三軒隣りは、直接あいさつに出向きます。
 ●町内への連絡は、町内会を通じておこなうようにします。
※重複して連絡されると大変失礼になりますので、よく確認の上連絡するように致しましょう。

7.納棺

    ●納棺の時間を確認しておきましょう。
 ●死装束を用意しておきましょう。
 ●副葬品(故人の思い出の品)を用意しておきましょう。
※地域によってはお棺にお納め出来ない物もございますので葬儀社に確認しましょう。

8.お通夜の準備

■祭壇・式場の飾り付け
 ●ご寺院用の座布団、お茶・お菓子を準備します。
 ●受付の場所と人決めておきます。
 ●お供養品をお渡しする場所と人を決めておきます。
 ●道案内(指差し)は適切な箇所に設置します。
 ●履物・傘・携帯品等の間違いが無いように番号札を用意します。
 ●駐車場も出来れば用意いたしましょう。
 ●冷暖房設備・テント等の追加の必要性は?
 ●座布団・お茶・お茶菓子・通夜料理・お酒等、通夜接待のご準備は?
 ●遠方からのご親族の宿泊のご用意は?
 ●数珠・黒ネクタイ・靴下・貸衣装用の肌じゅばん・足袋・御布施の袋などのご用意は?

9.お通夜式

    ●お勤め終了後、ころあいを見て喪主または親族代表が挨拶をおこないます。
 ●お通夜が一段落したら、焼香順位・供車の乗車配分など翌日の式典の準備を
  親族の主だった方々と相談しておきましょう。
  ※通夜時間は午後6時、7時が多い

10.式典の準備と確認

 ●葬儀時間の確認をしておきましょう。
 ●喪主挨拶・受付確認をしておきましょう。

11.ご葬儀・告別式

喪主・親族・関係者等着席後、読経・引導・弔辞・弔電・焼香・喪主挨拶など式次第にそって進行します。

12.ご出棺・火葬

最寄りの火葬場へ霊柩車でご遺体搬送・同行者はマイクロバスや自家用車などで
移動・僧侶同行(火葬前にお経をあげていただく)
前火葬 葬儀・告別式前の火葬
後火葬 葬儀・告別式後の火葬
※地方や状況によって火葬が前後するが、どちらにせよ
火葬場同行人数・料理の数などを確認決定しておきます

13.お骨あげ

同行者一同で集骨容器(骨壺)に納める、僧侶読経。
その後、精進落とし(僧侶や世話役の方々に食事とお酒をふるまう)を行いましょう。

14.初七日

後火葬の場合、本来は、七日目に僧侶にお経をあげていただくところを、
お骨あげをした後でそのまま、繰り上げ初七日法要を行うことが多いです。(場所は式場・自宅・食事会場など)

15.忌明け

故人が亡くなってから四十九日です。※納骨式(お墓に納める)を行います。
一般的には五七忌(三十五日)・七七忌(四十九日)に行うことが多いです。

16.一周忌

親族のほか、関係者や友人が参加します。
一周忌に納骨を行う場合もあります。
※一周忌以降は、弔い上げまで三と七のついた年に年忌法要を執り行います。
※お墓がない場合の納骨は、納骨期限はないのでよく考えてから、お墓を選びましょう。
※キリスト教式・神式の場合、式次第やその後の法要の流れは、それぞれ異なります。

メモリアルホール紫蘭